2009年9月21日月曜日

Exchange 2007への移行は急がばまわれ

どっちみちインプレイスアップグレイドもできないしね。OSからして64ビット版じゃないとだめだしね。うちのテスト環境ではDC, Exchange 2003 フロントエンド、Exchange 2003 バックエンド、の組織へExchange 2007 ハブトランスポート+クライアントアクセス、Exchange 2007 メールボックスを追加してExchange 2007へ移行、動作確認後Exchange 2003 をアンインストールという流れで行いました。

まずはActive Directory。
1)スキーママスタはServer 2003 SP1 or R2以上
スキーママスタの確認・転送方法などはMSのKB234790,324801参照
2)サイト内にグローバルカタログがいること。
3)ドメイン機能レベルを2000ネイティブ以上にあげる

Exchange 2003
1)サイトレプリケーションサービスをとめておく
2)ネイティブモードにする

Exchange 2007
1)Hub TransportとClient Accessロールを選んで1台目のExchange 2007をセットアップ。途中でMail Flow settings: という項目がある。Exchange 2003のフロントエンドを選んだ。これで移行中はお互いにうまくやってくれるはずだ。
2)つづけてMailboxロールのExchange 2007をセットアップ。

データの移行
1)パブリックフォルダの複製 2003 のSystem Managerから、2007のメールボックスサーバへ複製させる。
2)メールボックス移動 2007のEMCから

Recipient Update Service関連
1)承認済みドメインの確認・登録 2007のEMCから、SMTPドメインでうつっていないのがあれば追加
2)アドレスポリシー Set-EmailAddressPolicy –Identity:’Default Policy’ –RecipientFilter{Alias –ne $null}
デフォルト以外の受信者ポリシー Set-EmailAddressPolicy –Identity:'Policy Name' –RefipientFilter{(Recipient Filter Condition)}
3)アドレスリスト Set-AddressList -Identity:’All Groups’ –IncludedRecipients:MailGroups -ForceUpgrade
Set-AddressList -Identity:'All Users’ –IncludedRecipients:MailboxUsers -ForceUpgrade
Set-AddressList -Identity:’All Contacts’ –IncludedRecipients:MailContacts -ForceUpgrade
Set-AddressList -Identity:’Public Folders’ –RecipientFilter:{RecipientType –eq ‘PublicFolder’} -ForceUpgrade
デフォルト以外のアドレスリストSet-AddressList -Identity:'Address List Name' –RecipientFilter{(Recipient Filter Condition)} -ForceUpgrade
4)グローバルアドレスリスト Set-GlobalAddressList -Identity:’Default Global Address List’ –RecipientFilter:{(Alias –ne $null –and(ObjectClass –eq ’user’ –or ObjectClass –eq 'contact’ –or ObjectClass –eq ‘msExchSystemMailbox’ –or ObjectClass –eq ‘msExchDynamicDistributionList’ –or ObjectClass –eq ‘group’ –or ObjectClass –eq ‘publicFolder’))} -ForceUpgrade
デフォルト以外のグローバルアドレスリスト Set-GlobalAddressList -Identity:’Global Address List Name’ –RecipientFilter{(Recipient Filter Condition)} -ForceUpgrade

オフラインアドレス帳関連
1)生成サーバ 2007 EMC Organization Configuration > Mailbox > Offline Address Book タブ、Move、移動先に2007のMailboxサーバを選択、ウィザード終了後Updateをクリック
2)Default Offline Address Bookのプロパティ、distributionタブ、Enable Web-based distributionを選択、追加、2007 Client Access Serverを選ぶ
3)2003 System Managerから Folders > Public Folder 右クリック、System Folderの表示、Offline Address Bookを展開し、その中のフォルダを右クリック、プロパティ、Replicationタブ、2007Mailboxサーバを追加、Offline Address Book内のフォルダすべて行う。

コネクタ関連
1)受信コネクタ 2007 EMC Server Configuration > Hub Transport で2007 Hub Transportサーバを選んでNew Receive Connector, ポート25、anonymous accessを許可
2)送信コネクタ 2007 EMC Organization Configuration > Hub Transport > Send Connectors, New Send Connector, 使用目的Internet, アドレススペース*, スマートホスト指定(IPorFQDN), Source Serverは2007 Hub Transport を選択

ここでルータからポート25の転送先をExchange 2003 のフロントエンドから2007 Hub Transportへ変えて、送受信のテストをしました。成功です。

Exchange 2003 お疲れさまでした編
1)SMTPコネクタの削除 Exchange 2003のSystem Managerから
2)Public Folderの複製をとめる Exchange 2003のSystem Managerから
3)Public Folderツリー情報の移動 Exchange 2003のSystem Managerから Exchange Administrative Groupを右クリック, New, Public Folders Container. そこへFirst Administratative GroupsのPublic Foldersをドラッグ
4)ルーティンググループコネクタの削除 Get-RoutingGroupConnector | Remove-RoutingGroupConnector
5)Recipient Update Servicesの削除 Exchange 2003のSystem Managerから Recipients>Recipient Update Servicesを展開>Recipient Update Service (domain name)を右クリック、削除。adsiedit.msc>[Configuration]-[CN=Configuration,DC=……]-[CN=Services]-[CN=Microsoft Exchange]-[CN=組織名]-[CN=Address Lists Container]-[CN=Recipient Update Services]を右クリック、削除。
6)Exchange 2003をアンインストール

2009年7月13日月曜日

Server 2008 システム状態のバックアップでひと悶着

Server 2008ではntbackupはなくなっていて、Server Backupの機能をインストールして使います。慣れ親しんだntbackupともお別れが近づいているようです(・_・、)

さっそくシステム状態のバックアップにこの機能を使おうとして、とんだ足止めをくらいました。

CUIより

WBADMIN START SYSTEMSTATEBACKUP -backuptarget:D: (ここは、ドライブ名。OSのはいっているドライブ、ふつうはC:、だと怒られる、共有もダメみたい。したがってローカルの別パーティションD:など)

これでいいはずなのですが、System Writerがないと、エラーを繰り返してしまいました。バックアップログは空っぽ。イベントログを見てみると、Cryptographic serviceのエラーが出ていたので、このサービスを再起動させたりしてみたけれど変わらず...

http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/windowsbackup/thread/bb760434-de80-4cb6-ae9e-bd253e4b037c?prof=required

私はDPM 2007は使っていないですが、こちらの掲示板に出ている状況と似ていたため、この解決策を試したところ無事解決\(*^∇^)/ %windir%\winsxs\filemaps\のパーミッションが問題だった模様。あと、なにwriterが使えるかの確認には

vssadmin list writers


2009年6月5日金曜日

ダグって誰?

Exchange 2010って実は2007とそんなにかわらないんじゃないかと油断しかけてましたが、DAG? ダグ? ディーエージー? んんー 誰(^-^; ・・・・?

長年親しんだストレージグループとお別れの時も近い...のかも。さ、検証、検証(ノ ̄∇ ̄)ノ

2009年6月1日月曜日

Exchange 2010ベータいれてみた

インストールに必要な要件が、ちょっと違うぐらいで、CASとかHTとかメールボックスとかロールによる考えとかは2007と共通しているようです。あと、インストール時にデフォルトのSMTPコネクターがありませんよ、みたいな不思議な警告がなくなりました。

あと、インストールの際にランゲージファイルがどうのこうの言ってきて、無視して進めたら、インストールは英語でもいいですか、はい、ってすすめたら、OWAで日本語が選択できなかったです。日本語が使いたい環境ならあらかじめインストールの時にジャパニーズを選んでおくべきだったのかしら? でも3ヶ国語以上使いたい場合とかもあるだろうしなあ。まあ、まだベータだし、とりあえず頭の片隅に置いておきます。

あと2007のトレーニングの時に、先生が、つぎのバージョンからパブリックフォルダなくなりまっせといっていたけど、まだあることはあるっぽいです。

2009年5月4日月曜日

SP2にしてやられたり

プロビジョニング関連のエラー頻発でちょっとイラッ(-_-メ)

どうしたんだ、ヘイヘイベイベー♪

ときそうでしたが、よくよくTechnetやら見てみると、2003 Server SP2は不具合アリってかいてありました。2008どころか、2003 SP2 > 2003 SP1とまさかのロールバックです。でもそれで動いてくれるなら、とイソイソと再構築。SP1では順調のようです。

バッテリーはビンビンだぜー♪

あとはいかにお金かけずに全部のサービスを冗長化していくか、というところ、要検討です。

2009年3月8日日曜日

Ubuntu デスクトップでExchangeメール使えるか?

さいきん流行りの?Ubuntuデスクトップから、Exchangeメール使えるか試してたんですが、今のところできていないです。

とりあえずメモ:
viはubuntuでは動作が不審なので、vim-noxをインストールするか、nanoを使う。

以下はUbuntu日本語フォーラム参照
libnm-ulil0
libnm-glib
network-manager
network-manager-gnome
を削除したうえでnetworking停止、
/etc/network/interfaces (eth0にIPを割り当てる)
/etc/resolv.conf (nameserverを追加。Exchangeを使いたいのでActive Directoryドメインで使っているDNSを参照するようにします)
networking開始

それで、Evolutionを起動、Exchangeサーバの情報などいれると、パスワードを聞いてくれますが残念ながら失敗してしまいます。

いろいろ調べていますが、どうやら一筋縄ではいかないようです。
ブラウザからOWAを使うか、IMAPで使う、ていうくらいしか現時点では限界?...

Server Core メモ

PowerShellやLinuxと違い、Tabキーは使えないようです。ちょっとServer Coreで既存ドメインのドメインコントローラを作ってみたのでメモ

hostname (勝手に割り当てられているホスト名を確認します)
netdom renamecomputer WINーxxxxxx /newname:MYSRVCORE (ホスト名変更)

netsh interface ipv4 show interface (ネットワークインターフェイスの確認)
netsh interface ipv4 set address name="Local Area Network" source=static address=192.168.0.12 mask=255.255.255.0 gateway=192.168.0.1 (IP割り当ての例)
netsh interface ipv4 set dns "Local Area Network" static 192.168.0.11 (DNS割り当ての例)

netdom join MYSRVCORE /domain:MYDOMAIN /userd:domainadmin /passwordd:domainadminpass (ドメインに参加)

cscript c:\windows\system32\slmgr.vbs -ipk xxxx-xxxx-.... (プロダクトキー入力)
cscript c:\windows\system32\slmgr.vbs -ato (アクティベーション)

control timedate.cpl, control intl.cpl (日付・時刻・タイムゾーンの設定)

start /w ocsetup DNS-Server-Core-Role (DNSサーバロール追加)

dcpromo /unattend://Fileserver/share/unattend.txt (dcpromo, あらかじめunattend.txtをFileserverのshareという共有フォルダに置いておく)

unattend.txtの作成は、フルインストールしたServer 2008でdcpromoを実行して最後に出てくるやつをコピーするか、Server 2003のサポートツールの中にもサンプルがあったような気がします。